空き家を解体するメリット
1.崩壊や火災などのリスクを防止できる
空き家はメンテナンスや管理が行き届いていない事が多く建物の劣化が進行しやすいため、屋根や壁・基礎などが崩壊するリスクがあります。
また電気系統の問題・漏電による火災や人目が少なく、かつ燃えやすい枯草やゴミが散乱していることが多いため、不審者による放火の被害も少なくありません。
火災の発生は、周囲の住宅にも影響を及ぼしトラブルの原因と成り兼ねないため解体をおすすめいたします。
尚、住居として利用しない空き家であっても火災保険の加入が必要になりますが、空き家の場合「住宅物件」ではなく「一般物件」に該当し、多数のリスクが想定されるため保険料が割高になることが多く、地震保険には加入できません。
よって災害時の備えが十分でなく費用の負担も大きくなるため解体を行うメリットがございます。
2.空き巣被害を防止できる
人が住んでいないと防犯対策が不十分な場合が多く、不審者にとって目立たず犯罪を行いやすく・発覚しにくい場所となり得ます。
空き家として維持・管理を続けるのであれば防犯対策は重要であり、不審者の侵入を察知し、防犯アピールとなるよう防犯センサーや防犯カメラの設置が推奨されています。
その他にも古い鍵を新しいものに交換し、補助鍵を設置することでセキュリティを向上させる、窓を強化して不法侵入を防ぐ等の例もございます。
定期的な巡回や管理を行い目撃者がいる環境づくりが難しいのであれば防犯の設備投資へ費用をかけていただく必要があります。一時的に解体工事費は発生しますが、継続的な費用負担を考えると解体を行うメリットがございます。
固定資産税と都市計画税 | 土地や建物の評価額に基づいて課税される税金です。 |
火災保険料 | 自然災害や放火・盗難などリスク対策と必要な保険です。 |
防犯対策費 | 防犯カメラやセンサーライトなど侵入を監視する設備が必要とされています。 |
清掃費 | ゴミや不用品の処理・お庭の清掃など業者へ依頼する場合、費用が発生します。 |
修繕費 | 倒壊や近隣トラブルを防ぐ為にも最低限のメンテナンスが必要になります。 |
4.近隣トラブルの回避になる
空き家の場合、通常の住居とは異なり近隣住民が指摘を出来ない事によりトラブルが深刻化する例も少なくありません。また、伸びた草木が隣家の敷地へ侵害したり、草木によりダニや蚊・害虫の原因になったり、不法投棄されたゴミや火災・倒壊などトラブルの原因となり得る事象は多岐に渡ります。
トラブル回避として解体のご相談をいただく機会が年々増えている印象です。
5.子供や孫への負担軽減になる
空き家を所持している管理者の死去後、子供や孫へ相続を行うに伴い大きな負担となる可能性があります。
相続手続きは複雑で法的な知識や書類作成が必要となります。まずこちらの負担が生じ、その後も維持・管理に必要な各種費用の負担がのしかかり親族内のトラブルへ発展する例も多数ございます。
先を見据えて生前整理として解体を検討する事で子供や孫への負担軽減となります。
空き家を解体するデメリット
工事費用の負担
解体を行うことで様々なリスクとトラブルを回避できる反面、解体工事費用の負担が発生するデメリットがございます。
工事費用や流れなどについては以下をご参照ください。
空き家を遠方に住んでいる親族が所有している場合
お客様のご事情により現地調査を立ち合い無しで対応しお見積り書の発行を行わせていただく事も可能です。
もし屋内にタンスや家電など残置物があった場合は、事前の確認ができない為、契約後に追加費用をご負担いただく必要がございます。
尚、契約書は郵送もしくはメールなどご都合によってお手配いたします。
お打ち合わせからご契約まで主にお電話と郵送・メールにて柔軟に対応しております。