アスベストのレベルの違い

アスベストとは: 石綿とも呼ばれる繊維状の天然鉱物。耐熱性や耐摩擦性があり、建材などに広く使用されていたが、健康被害が判明し、現在は使用禁止。

レベルの違い: 飛散の危険性に応じて、レベル1から3に分類される。レベル1が最も危険。

 レベル1：発じん性が著しく高い

建材の種類**: 石綿含有吹付け材

使用箇所例**: 耐火建築物の梁や柱、エレベーター周り、ビルの機械室、立体駐車場や体育館の天井や壁

作業の種類**: 事前調査と届出が必要。アスベスト撤去作業が必須。封じ込め工法や囲い込み工法も使用可能。

必要な対策**: 労働基準監督署への届出、飛散防止策、作業員の保護具使用

レベル2：発じん性が高い

建材の種類**: 石綿含有保温剤、耐火被覆材、断熱材

使用箇所例**: ボイラー本体や配管、空調ダクト、建築物の柱や梁・壁、屋根用折板裏断熱材、煙突用断熱材

作業の種類**: アスベスト除去作業、封じ込め工法、囲い込み工法

必要な対策**: 事前調査と届出、周囲への注意喚起、飛散防止策、作業員の保護具使用

 レベル3：発じん性が比較的低い

建材の種類**: 成形板などの硬い建材

使用箇所例**: 建築物の屋根材、外壁材、内装材、ビニール床のタイル

作業の種類**: 事前調査、湿潤化

必要な対策**: 事前調査の結果報告、簡易的な飛散防止策、作業員の保護具使用

レベル1**: 1.5万円～8.5万円/㎡

レベル2**: 1.0万円～6.0万円/㎡

レベル3**: 0.3万円/㎡

補助金を利用する:

各自治体による補助金（各自治体により変更）

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事前調査の重要性: 解体工事前にアスベストの有無を調査し、追加費用を防ぐ

健康被害の防止: 慎重な作業と適切な対策が必須